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[004]中国の個人信用スコアリング [社会]

(2018.12.19投稿)
中国の信用スコアリングの話題です。
https://wisdom.nec.com/ja/business/2017041101/02.html
日本では個人情報の保護が厳しくマイナンバー制度もやっと導入されましたが活用は行政関連に留まっている状況です。

一方中国では記事の通りアリババ※が展開する、アリペイの決済履歴に基づく信用スコア
「芝麻(チーマー)信用」が様々なサービスに連携されています。
例えばホテルの利用に信用スコアの下限足切り(600点以下お断り!とか)があったり、
信用スコアが低い人は飛行機など公共交通機関のチケットが買えなかったりするそうです。

※中国の巨大IT企業群を米国のGAFAと同じように企業名の頭文字をとってBATJと言うくくりがあります。
B:百度(Baiduバイドゥ)、A:Alibaba(アリババ)、T:Tencent(テンセント)、J:京東商城(ジンドンショウジョウ、JD.com)

日本や欧米ではクレジットカードが間接的な信用情報として一般的で、決済履歴(クレジットヒストリー)が与信審査で使われる以外としては、ホテルやレストランでの優待などさりげなく、と言う印象です。

また、日本ではマイナンバー制度の導入時にも、「国民を番号で管理するのか!」と言う批判の声が上がりましたが、人間を番号化してさらにスコアリングして対応の差別をする、と言うのは社会経済の効率化や秩序管理には有効ですが倫理的あるいは平等権的には難しい問題である印象を受けますね。中国では抵抗なく受け入れられているようですが。

私も深センに行った時に、交通量のない歩行者信号が赤だったのを無視して渡ろうとしたら、『監視カメラが付いていて、顔認証で個人が特定され、Wechat(中国版LINE)に警告が来る』なんて言われて衝撃を受けましたが、今後公的な信用スコアが導入されるとそう言った行動監視がもっと広く一般的になって来ると思われます。(北京市は2020年から導入すると発表しています)

記事にも書かれていますが信用情報に目を付けてビジネス化したアリババの創業者ジャック・マー氏は凄いですね。(中国人の富裕層と言うとあまり良いイメージが無いかもしれませんが、彼は来年9月に引退した後は教育分野を中心とした慈善事業に専念する(元教師らしい)、と言うところも尊敬に値しますね)

芝麻信用のより具体的な記事はこちら
(社会信用システム、などでググればいくらでも出ると思います)
https://wired.jp/2018/06/26/china-social-credit/

なお、小ネタですが芝麻信用の「芝麻(チーマー)」とはゴマのことです。
(中華料理のゴマ団子のことを「芝麻球」(チーマーチュウ)といいますね)
アリババだけに『開けゴマ!』に関連したネーミングなんですね。


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